やっと来たエアデールは、ギトギト。

私は昔から元気なテリアが大好きで、

今はジャック・ラッセル・テリアのメグミと暮らしています。

彼女はディスクのキャッチがとても上手ですから、

ディスクドッグの大会に参加したり

水を全く恐れませんから海で一緒に波乗りもします。

 

無心な彼女と過ごしていると、

明るい気持ちになれます。

 

当然、お店に来るテリアも大好きですが、

中でも、エアデールテリアが来ると聞けば

仕事を中断してでも、飛んで行きたいほどです。

あの日も、

3ヶ月ぶりにエアデールが来ると聞いて、

シャンプーはぼくがかってでて、

今か今かと待っていました。

 

ようやくやってきたエアデールは

さすがに3ヶ月ぶりとあって、

顔はボウボウで目も見えません。

先にバリカンで下準備をすることになり、

一旦、元の仕事に戻りました。

 

しばらくして、

『そろそろ準備できますよ~』

とスタッフが呼びに来てくれました。

 

エプロンをつけながらトリミングルームに入ってみると、

スタッフはバリカンを掃除しながら、

『皮脂がベトベトで、掃除しないと次の子ができませ~ん』

とのこと・・・

その瞬間、新しいシャンプーテストをしようと思いました。

 

大型犬の場合、

全身を濡らすだけでも結構な時間がかかるのに

毛が皮脂でコーティングされていたら

水は弾かれてしまい、

さらに手間がかかることは間違いありません。

 

そこで、

『濡らさずにシャンプーしてみよう!』

と考えたわけです。

 

まずは300mlの容器に

CDC Proタイプの5倍希釈シャンプーを作りました。

乾いた被毛に直接シャンプーを使うのは初めてですから

シャンプーは少しづつかけてみましたが、

水とは違い弾かれることなく浸透します。

 

右手でシャンプーを垂らして

左手でゴシゴシ浸透させながら作業を進め、

泡が消えてきたらお湯を少し足していきます。

 

1回のシャンプーは少しゆっくりにはなりましたが、

この方法でシャンプーすると

ベトベトだった皮脂汚れが、

1回のシャンプーで落とせました。

 

まだまだテストの回数が少ないのですが、

もっと薄く希釈できる可能性を感じました。

 

今後も研究していきたいと思いますが、

水で濡らしたほうが良い場合、

そうでない場合をはっきりさせることで、

新しいスキルが作れるかもしれません。

P.P.S

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